■ダメな四角形■
面は三角形か四角形にしておくべきですが、場合によってはダメな四角形もあります。
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3Dソフト上では5頂点以上の多角形の面でも問題なく表示されます。
【3Dソフト上では】
上面がコの字型で、8頂点を持つ面になっています。
しかし、Clip Studio Paint で使おうとすると色々と問題が出て来たりします。
【Clip Studio Paint 上では】
作っていない面が出現しています。
これは明らかにこういう問題が出るケースです。
しかしながら、四角形（4頂点）の面であっても、ダメな場合があります。
【3Dソフト上では】
これがそうです。
上面すべて四角形（4頂点）の面になっています。
3Dソフト上では問題なく表示されています。
【Clip Studio Paint 上では】
【FBX形式】
FBX形式で保存し、Clip Studio Paint で開いてみるとこうなります。
3Dソフト上で見えていたものとはまったく別物に見えます。
他の形式でも保存してみました。
【Clip Studio Paint 上では】
【LWO2形式】
かなりひどい状態です。
これだと何がどうしてこうなったのかわからないレベルですね。
【Clip Studio Paint 上では】
【OBJ形式】
これも3Dソフト上で見えていた形とは違います。
【Clip Studio Paint 上では】
【LWO形式】
これは3Dソフト上で見えていた形と同じですね。
だからといってこのLWO形式がいいということにはなりません。
これは古い方のLWO形式です。
「LWO2」が新しいファイル形式です。
LWO2でさえ新しいと言ってもLightWave6からのファイル形式で、
1999年に発売されたので18年ほど前からあるということになります。
「LWO」はそれよりも古いファイル形式ということです。
現在（2018年2月）CLIP STUDIO 系では、
基本的に「FBX（2014）ファイル形式」が一番適している状態です。
<引用>
セルシス配布モデルはAutodesk Mayaで作成されているため、Autodesk MayaでのFBX書き出し(バージョン2014)をお奨め致します。
「階層構造化」や、「ファイル名に日本語を使った場合」、「回転軸（関節）の設定」など、様々な状況から見て、「OBJ」や、「LWO」や、「LWO2」形式ではなく、「FBX（2014）」が（2018年2月）現在のClip Studio Paint と、Clip Studio Modelerに適した状況になっています。
Ver.1.6になった時、私は自分で色々とやってみました。今ほど資料やマニュアルが充実しておらず、どのファイル形式でどうしたらいいのかさっぱりわかりませんでしたが、1つ1つ試してみた結果わかりました。
ですのでVer.1.6以前のClip Studio Paint ではLWOやLWSファイル形式が主流でしたが、Ver.1.6以降はFBX（2014）が主流になった、と考えて間違いないと言えます。
本題に戻りましょう。
つまり基本的に「面は三角形にしておくのがベスト」だということです。
3Dソフト上では四角形（4頂点）面の方が、なにかと便利です。
しかし4頂点面だと、そのうちの1点だけでもズレると、面に歪みが出ます。3頂点ではそうはなりません。面を構成する頂点数の最小単位だからです。2頂点では面にはなり得ませんので。
しかしながら、ほとんどの場合は四角形（4頂点）面でも問題ありません。
極端に頂点をずらしたりしない限り大丈夫。
ずらしすぎるとこういう問題が起こりますよ。
ホントは三角形（3頂点）面の方がいいんですよ。
でも、モデリングするには四角形（4頂点）面の方が扱いやすいからね。
ということを知っておけばいいのです。
- クリックするとダウンロードされます。Zip形式で圧縮してあります。
- 5種類の3Dファイルとサムネイル画像が入っています。
（基本的に中身はほぼ同じ物です。ファイル形式が違うだけです。） - 非商用・商用問わず使用可能。無料です。
- You can make commercial use of these free data.
【どのファイルを使えばいいの！？】
-
Clip Studio Paint で使うなら、「CS3O」ファイルをドラッグ&ドロップします。
-
CS3Oファイルがない場合は、「FBX」ファイルをドラッグ&ドロップします。